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通販エキスパート検定とは?資格更新制度導入!難易度は?合格率は?過去問は手に入る?

通販エキスパート検定窓口代行

毎年春から夏と秋から冬の2期間に実施されている通販エキスパート検定。
名前は聞いたこと有るけど詳しく知らない。名前も初めて聞いた。そんな方も多いのではないでしょうか?

本来は、通信販売事業の業務知識や関連法規、マネジメント力を身に付け、ダイレクトマーケティングのスペシャリストを目指すための資格なのですが、この資格は、カスタマーサポートを行う弊社のようなコールセンターの受託業種でも非常に役にたつ資格です。

今日はそんな通販エキスパート検定についてご紹介します。

通販エキスパート検定とは?どんな人が受けるの?

通販エキスパート検定とは、一般社団法人 通販エキスパート協会が実施している、通販の仕組みや通販のマーケティング戦略、顧客対応から関連法令のことなど、通販を行うにあたり必要な専門的知識を幅広く習得することを目的とした検定です。

試験は春から夏と秋から冬の2期間に実施され、期間中の全国約260ヶ所(2023年3月時点)の会場から、都合のよい場所と試験日を選んで申し込み、受験することが可能です。

検定は1級~3級と3つのスペシャリストコース、合計6つに分かれており、3級は基礎編、2級が実践編、1級は通販マネジメント編と位置づけられています。

3つあるスペシャリストコースにはカスタマー・セントリシティ、通販CXマネジメント、フルフィルメントCXの3つが設定されています。

カスタマー・セントリシティは、マーケティング、CRM初心者向けの内容で、通販企業のマネージャークラス、通販企業の経営戦略に携わる人、マーケティング、CRMに携わる方や通販コンサルタントなどの通販で経営側の人向けの内容です。

通販CXマネジメントは、CXを実現するためのデジタルツールについて情報システムなども含めて、専門的な問題が出題されます。CRM担当者、データ分析担当者、BI、MAツールなど各種情報システム担当者など、通販業の戦略に携わる人向けです。

フルフィルメントCXは、フルフィルメント部門、つまり、一般的にはECで商品が注文されてからエンドユーザーに商品が届くまで必要な業務全般の役割と、連携についての内容なので、コールセンター、倉庫・物流、情報システム、決済代行、情報システムなどのフルフィルメント担当者、商品企画、販促担当者、ネットショップ担当者、ネットショップ運営者などの現場で実務に当たる人向けの試験となっています。

各級、コースの受験料は以下の通りで、6,000円~11,000円となっていて、一番高い通販CXマネジメントコースは、11,000円ですが、テキスト代金も含まれています。

3級 6,000円/2級 7,800円/1級 8,500円
カスタマー・セントリシティ 8,500円/フルフィルメントCX 8,500円(すべて税込)
通販CXマネジメント 11,000円(税込/テキスト代込)

通販エキスパート検定の難易度はどれくらい?

通常の級の方は、3級は基礎編、2級が実践編、1級は通販マネジメント編となっていますから、3級が一番易しく、1級が最も難しい内容です。

エキスパートコースは、カスタマー・セントリシティはマーケティング、CRM初心者向けの内容ということもあり、試験の難易度は<易>と発表されています。

通販CXマネジメントは、情報システムやデジタルツールの専門的な問題が出題されるため、試験の難易度は<中~難>です。

フルフィルメントCXはの試験の難易度は<易~中>と発表されていますが、実務に関わる内容のため、実務経験の有無など、経験値により難易度の感じ方は大きく変わってくると考えられます。

通販エキスパート検定の過去問は手に入るの?

通販エキスパート検定の過去問題は公式には発表されていませんが、公式テキストが発売されています。
試験問題は原則として公式テキストから出題されるため、受験をする場合、公式テキストが必須と言えるでしょう。

公式テキストはアマゾンで購入できるようになっています。

通販エキスパート検定の勉強時間はどのくらい?一人で勉強しても合格できる?

通販エキスパート検定の試験問題は、前述の通り、公式テキストから出題されます。
公式テキストは3級で108ページ~1級で128ページですので、1日に平均3~4ページ勉強しても1ヶ月で1冊終わる計算です。
試験が公式テキストから出題されるということなので、公式テキストをしっかり3回勉強するとしても、3ヶ月間、1日2~3時間勉強をすれば合格率は格段にアップするのではないでしょうか?

とはいえ、通販エキスパート検定の合格率は、3級が66%、2級が54%、1級が66%と決して高くありません。
合格をより確実なものとするためには、毎日の勉強の他に、移動時間などの隙間時間も使ってより効率的に勉強をする必要がありそうです。

通販エキスパート検定とは?どんな人が受けるの?持っていると就職に有利?

ここまで述べてきたとおり、通販エキスパート検定は通販に関する幅広い知識を要求される検定です。また、前述のとおり、弊社のようなコールセンターの受託業務であっても、通販エキスパート検定の資格を持っていると業務に非常に役に立ちます。

また、通販ではない業種でも、商品の管理や流通、プロモーションなどは通販と共通する部分も少なくありません。

このことから鑑みて、通販エキスパート検定の資格は、幅広い業種で就職や転職で有利になると考えられます。

通販エキスパート検定が変わった!資格更新制度の導入

2022年4月より、通販エキスパート検定に資格更新制度が導入されました。 過去の試験合格者も遡って対象となりますので、すでに資格をお持ちの方も無関係ではありません。

通販エキスパート検定有資格者は、試験に合格して資格を取得してから、2年ごとに資格の更新が必要となりました。

2022年9月に、通販エキスパート協会公式サイトで、有効な合格認定番号が掲載されるようになりました。
資格を更新しない場合、こちらお有効な合格認定番号から削除されてしまい、資格を失うことになります。

資格更新費用は、各級の受験料の半額ですが、複数の等級の資格取得者は、上位級を更新することで、無料で下位の級の更新ができるので、2級と3級を持っていれば、2級のみ更新すれば、3級も自動で更新されます。

通販エキスパート検定のまとめ

今回は、通販エキスパート検定は通信販売事業の業務知識や関連法規、マネジメント力を身に付け、ダイレクトマーケティングのスペシャリストを目指すための資格であると同時に、カスタマーサポートを行う弊社のようなコールセンター業務でも非常に役にたつ資格であることを説明してきました。

通販業は、一人で行う個人事業から、アマゾン、楽天のような巨大企業まで行っている一大産業です。
この記事で興味を持った方は是非通販エキスパート検定に挑戦してみてはいかがでしょうか?

弊社は社内での教育と並行して、従業員に外部資の取得を積極的に勧めることで、一人ひとりの業務レベルの向上と同時に業務品質の向上を目指して日々精進して業務にあたっております。

通販エキスパート検定の受験の申込みはこちらから
https://tsuhan-exa.org/kentei

2023年3月18日