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ケーキ店などにウソのクレームを繰り返して現金や商品を騙し取ったとされる女の裁判で、神戸地裁伊丹支部は、執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと無職の小野谷知子被告(45)は、去年、豊中市のケーキ店や神戸市のパン店、草津市のケーキ店など6軒に「髪の毛が入っている」などと虚偽のクレームを入れ現金や商品を騙し取りました。
先月16日に裁判が始まりましたが、小野谷被告は。
「生年月日は?」(裁判長)
「わかりません」(小野谷被告)
「なんでここにいるかわかっていますか?」(裁判長)
「わかりません」小野谷被告)
「聞こえていますか?」(裁判長)
「聞こえません」(小野谷被告)
「わからない」を繰り返しこの日は打ち切られました。
日を改めた裁判では起訴内容を認めた小野谷被告。
「きっかけは?」(弁護人)
「お金が欲しいと思って」(小野谷被告)
「何でお金が欲しい?」(弁護人)
「パチンコのため」(小野谷被告)
このほかにも、「一人ぼっちで暮らしていて、家に男性が来たらうれしかった」などと話しました。
8日の判決で神戸地裁伊丹支部は「食品を扱う店の立場につけ込んだ悪質な犯行」などとして懲役2年、執行猶予4年を言い渡しました。
また、小野谷被告の生活状況が芳しくないことなどから、猶予期間中に保護観察を付けることにしました。http://www.mbs.jp/news/kansai/20160108/00000042.shtml